アルミVE事例
長いアルミ旋盤加工品は、センタを設ける
Before
今回ご紹介するVE事例は、高精度なアルミの長い旋盤加工品を入手するために設計上知っておきたいポイントについてです。
この図のように、500mmもの長い丸物の加工があった場合、図面のように片側(左側)のチャックで掴むだけでは
切削・旋削を行った際に振れなどが生じてしまいます。そのため精度が出ず、加工するのが大変になりコストアップに繋がってしまいます。
After
このようなケースにおいては、チャックで掴む反対側にセンタを追加することを設計上許容します。
今回のアルミの長い旋盤加工品の場合、チャックで掴んだ反対側のセンタを押すことで、振れが安定し寸法精度も良くなり、面粗度も向上します。
アルミに限らず旋盤加工品はこんな小さな改善・VE提案一つで品質も寸法もよくなり、結果としてコスト削減に繋がります。
アルミの切削加工品は高精度な加工や仕上げが求められることが多くあります。そのため、設計上少しでも加工しやすい形状にしておくことがポイントです。
長いアルミ旋盤加工品は、センタを設ける
コストダウン
大物のアルミ切削加工から、複合加工・5軸加工、
小物マシニング加工・旋盤加工まで。
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