2021.7.14
アルミの表面処理
アルマイト処理の豆知識② アルマイト処理とメッキ処理との違いについて
電気分解において陽極(+)は英語で、アノード「anode」といい、アルマイト処理はアノダイジング「anodizing」といいます。
また中国語では「阳极氧化铝处理」と書きますが、全て、「陽極酸化皮膜アルミ処理」を意味しています。
「アルマイト」は、対象のアルミ製品を陽極(+)として電気分解させ、アルミ表面でアルマイト皮膜を成長させる方法ですが、他方の「電気メッキ」は、対象の製品を陰極(ー)として電気分解し、浸漬液の中に溶けだしている別の金属を、対象製品の表面で積み重ねて固体化させていく方法です。
「アルマイト処理」と「メッキ処理」との違いとは、対象製品自体の性質を酸化させて変化させてしまうアルマイトに対し、メッキは対象製品の表面を、別の金属で包み込んでしまうイメージです。